あとがき
こんにちは、お久しぶり、初めまして。南柱骨太です。
ファンタジー色の強いSF‥‥逆だ(汗)。
SF色の濃いファンタジーですが、好みに合いましたでしょうか?
エルルとは長い付き合いです。もう20年は経ったかな?
最初はマンガに起こすつもりだったんですが、こいつらストーリー上、どうしても魔法や戦闘が多い(汗)。
そうすると絵を描くのに労力が必要な訳で。そんな安易な理由で小説になってしまった代物です。
しかも色々とパロディ多いし(笑)。
何だよ、「サンダーブレーク」なんて古いネタ、誰に通じるんだ(爆笑)。
とか思っていたら、某ゲームのお陰で知っている人多数。これは感謝して良いのかどうか(苦笑)。
余談ですが、ウチはあまり小説を読みません。
なぜって、すぐ人の文体に染まるから(苦笑)。過去に赤川○郎にハマって、抜け出すのに苦労した覚えが。
ところが最近はライトノベルやらSSやらFFやらを読み漁り、あちこちの文章に染まっております(汗)。
「こんな表現は、○○さんのマネだ!」とかゆー重箱はやめて下さいね。
ウチも一応、自分流になるようかみ砕いてはいるのですが、どうにも難しい部分も多いし(汗)。要は「ウチの文章が、読んでくれる方のシュミに合うといいなぁ」ですので。
さすがに万人向けの文章は、どうしても書けない~~~。
だから、ウチの文章に合わせてくれるといいなぁ。そんなトコです。後ろ向きですか? すみません。
あぁ、なんて勝手な言い草(汗)。
そんな勝手な奴ですが、これからも読んでくれると嬉しいです。
さて、作品世界の解説など。
本文中ですっ飛ばしていますからね(汗)。
世界は未来です。中世や異世界ではありません。イントロにある通り、文明は滅んで衰退していますが、各所に遺跡として残っていたり、ある程度の技術などは復興しているようです。
本文中には登場していませんが、都市部では電気ガス水道などのライフラインが敷設されていますし、ラジオやテレビなんかもあります。数は少ないけど自動車なども走っていたり。
田舎辺りでは木造や石造りの建物も多いですけど、街ではコンクリートのビルなんかも建っていたりして。
ただ石油は無いので、自動車は水素ガスやアルコールで走っています。この水素ガスや燃料アルコールを作るのに、魔法石を使っているという、ローテクなんだかハイテクなんだか(苦笑)。
あとガソリンの代わりにH・B・Tとか出そうと思ったけど、さすがに冗談が過ぎると自粛。その意味が解る人はオトモダチだ!(笑)
さて、そうした近代文明とは別に、魔法技術も古くから広まっていて、科学と魔法が両立しているってトコですね。近年では魔法は家電に押され気味のようですが。
そもそも魔法自体も、過去の文明遺産を流用した、科学技術のようなものだったりもしますし(笑)。(これは本文中のサンダーブレーク参照)
この世界に生きているのは人間だけではなく、エルルのような魔法生物や、エルフやドワーフといった精霊生物、また魔物として存在するゴブリンやトロール、魔族としての悪魔や吸血鬼、獣人など、多種存在。
こうした生物の他にも、機械生命体「デジトリス」「デジタリア」なども含め、世界は混沌としています。全ては古代にあった大規模な文明大戦の爪痕だったり。
ともあれ、人間様には住み辛い世の中のような感じですねぇ。
そういう背景描写を入れなかったのは、読み切りの番外編だからですよ。エルフの里という、田舎の森の中っていう舞台というのもありますけど、そういうストーリーに直接関わらない枝葉の部分は無い方が読み易いと思うし。
その分、本編ではしっかり描写しないと、背景にある世界がわからなくて、つまらなくなっちゃうと思いますけどね。そこまでしっかり出来るかどうか‥‥本編が今後お見せできるかどうかはさっぱり予定は無いのですけど(笑)。
ま、予定は未定ということで~♪
エルル。なんで主人公が人間じゃないのやら(笑)。
本文中にある通り、1ツ目の怪物です。中身は読んでもらった通りのお気楽能天気野郎ですが。
本文で説明していなかったところも書いておきます。
足は2本、トリのような3本指をブーツに押し込んで歩き回っていますが、モノエルルには骨格が無いので、特に窮屈だったり痛かったりはしないようで。
胸に大きな星型の傷跡があり、ここを振動させて声を出しています。普通のモノエルルは声を出さないんで。
髪は伸びません。髪に見えますが、実は水分を放出したり吸い取ったりという、そういうエラのような器官なのです。
生物の生気を吸わないと、そのうち消えて無くなります。死ぬとか弱るじゃなく、消えてしまうのです。存在確立がゼロになると言えばわかりますでしょうか?
そんな感じ。
セレス、12歳。10歳くらいに見えるけれど。成長不良?(苦笑)
彼女については特に説明は要らないかな? だいたい本文中で書いたと思うし。
あ、今回はワンピースでしたが、普段はジーンズやズボンが多いです。前の町でいただいたお古のワンピースでしたが、山を越えてすぐ次の村があり、ずっと街道を通るつもりだったので、その服のままだったんですね。
山中で野宿とかだと、やっぱりズボンの方が楽。
作中に出てきたお酒は、ワンピースと共にいただいたもの。「消毒用に」ってごまかして貰ったので、キツいお酒だったみたいです。
それでもむせない辺り、実は呑み馴れているのかも知れません(笑)。
エルフたち。
長命です。その中の長老って何年くらい生きているのやら(汗)。
よくある「20代くらいの若い肉体が長く続く」のではなく、単純に老化が遅いだけだったり。でも成長は並で、20歳くらいまでは20年で成長するみたい。その後の老化が遅く、平均寿命は200年くらいなんじゃないかなぁ? 事故や病気で亡くなる人も多そうだし。
魔力は少ないですが、魔法の才能のある者が多く、旅の出稼ぎに出ている者も居ます。村の人数が少ないのは、そういった出稼ぎに出ている他、集まる習性が無い事が考えられています。
今回の森も、他に2つほど集落があったようですし(笑)。
30人ほどの集落というと、3家族くらい?
余談ですがエルフの剣というのは、折れないことで有名です。元々非力なエルフが使うので、細く軽く、しかも折れにくいように作られているそうで。その代わりに曲がっちゃうのかな?(違)
要は日本刀のような作りなんです。
ま、そんなトコ。
また続編(本編)が公開できたら、読んでみて下さい。今回の番外編で懲りてなければ(苦笑)。
南方から北へ向かっているのも理由があるんです。カリナが討伐された理由とか、エルルがヒトに混じって旅している理由とか、いつか書けたら良いな~?
世界設定を同じくする、他の2作ともいつかリンクさせたいし。
まあ趣味で書いているんで、いつになるやら、予定は未定。
では、ご縁があれば、またいずれどこかで。
BY.なんかあとがき長くなってるし(汗)、南柱骨太
1999/12 Original Written
2016/09 New Edition 誤字脱字表現修正・あとがき付与